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7月13日 『究極のSST』

7月12~13日に行われた『SSTわんこ盛り!』のSST(社会生活技能訓練)市民講座&「劇団キラりん一座」公演を観てきました。

『劇団キラりん』とは岩手県一関を中心に活動する「心の病と共に生きる仲間連合会キララ」のメンバーとボランティアでつくる演劇集団です。

題目は「心、元気になあれ!」でした。

演じる皆さんは当事者の方です。皆さん個性があり見ていて感動しました。活き活きと演じてたし、誰かがミスをしてもお互いにカバーしているのが印象的でした。

この演劇を見て思ったことは・・・
SSTとは認知行動療法の一つです。
SSTの仕組みと「演じる」事を照らし合せてみると・・・

7月13日 『究極のSST』_a0207303_17444822.jpg


例えば・・・
刺激⇒台本を手渡された。

受信⇒台本を読む、感じ取る。

処理⇒どう演じるか?(演技の選択)

送信⇒演じる(行動)。(本番)

っていう感じになるかと思います。
(専門家ではないので私が感じたことです)
キラりんの皆さんって演じる過程でSSTをやっているんですよね。

SSTは生活していて困っていることなどをテーマに挙げてロールプレイしたり相談したりします。そしてロールプレイしたことを、実際の場面で実行(行動)することです。

演劇とはリハーサルがありそれがロールプレイです。リハーサルで周りのみんなからアドバイスをもらいよりよく演じる練習をします。そして本番の劇場で演じる(行動)。さらにうまくいかなかったらみんなからフィードバックをもらい次の演劇に活かす。
演じることっていうのは『究極のSST』なのではないかと観ていて感じました。

皆さんは病を抱えながらも堂々と演じていて、こんなにも活き活きとしているなんてうらやましく思いました。最後の替え歌もとても面白かったです。人が活き活きと暮らしていくのは病とは関係ないのだと気付かされた演劇でした。

(とっき~)
by wrap_iwate | 2013-07-13 17:48 | 今日の気づき